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趣味の部屋

Movie編
ガーリーテイストなお気に入り映画を集めてみました
気付けばホラーが3本も....毒のあるのが好きみたい...
『レッスンC』
主演のナスターシャ.キンスキーの大ファンです!!本作は『テス』でブレイクする前の
17歳くらいの時の作品。
ストーリーはハチャメチャなB級青春ムービーですが、ナスターシャの既に完成された美貌と、フォトジェニックな映像美&フランシス.レイのキュートな音楽とで、なかなか小洒落た作品に仕上がっています。脇を固める女友達の可愛らしさにも注目!

『ヴァージン.スーサイズ』
最近人気のソフィア.コッポラの監督デビュー作。この映画を見た時は、彼女のセンスの良さにドギモを抜かれました!
ソフィアと言うと、『ゴッド.ファーザー3』をブチ壊した主犯みたいな、あんまり良いイメージ持ってませんでしたから(苦笑)。
思春期の少女の心の暴走を、まるで砂糖菓子みたいな、彼女特有の世界で描ききっています。甘さとビターのバランスが絶妙。

『ピクニックatハンギングロック』
実話を元にしたミステリー....と言っても
あまりにも雲をつかむような話で、“だから、結局何だったのよ?”と言いたくなる、実にスッキリしないストーリーです...。
ただ主演の少女をはじめ、映像の綺麗さがハンパじゃない!!木漏れ日に浮かび上がる、白いレースを纏った少女達の幻想的な美しさ....。
薔薇を浮かべた洗面器で洗顔したりする小道具にもウットリ....。
見終わった後の余韻が、本当にすごかった。


『ローズ.マリーの赤ちゃん』
ホラーの名作。この映画、実は主演のミア.ファローの衣装が異常に可愛い、お洒落映画の隠れた名作でもあります。最初はどんな怖い映画だろうと思って観てましたが、途中から“あ、この服も可愛い、このスリッパもお洒落!”と、衣装にばかり目を奪われていました。

『細雪』
谷崎潤一郎です。市川崑です。吉永小百合に岸恵子、佐久間良子に古手川祐子です。
....ベタですね〜ザ.邦画って感じです(笑)。
色々ありながらの4姉妹の日常を、淡々と描いた
映画で、尺も割と長いのですが、まったく退屈しない。帯がキュキュっと鳴る音、鼻に抜けるような返事の仕方、ちょっとした仕草の1つ1つに関西女の魅力が詰まっている。4女優の演技が素晴らしいです。

『時をかける少女』
大林宣彦監督が、SFの名作を、ノスタルジー溢れる作品に上手い具合に料理してくれました。
松任谷正隆の音楽も良い味出してくれています。
この写真がまた良いですね〜、原田知世の一番いい顔を押さえていると思います。
公開当時ですら、今時こんな言葉使わないよ!と
思った“〜かしら?”と言った調子の、乙女なセリフ廻しや、タイムスリップする時の、コラージュの様な映像が、古めかしくて泣かせる。もうたまりません。

『少女たちの遺言』
韓国映画の『女校怪談』シリーズの2作目。本作は、時間軸が交錯しまくって非常に分かりにくい作りになっている上、ホラーとしてはB級以下。女子校の虐めのシーンなんか、ホラー描写よりよっぽど怖かった...(; ̄ー ̄A
ただ友情の域を超えた、女の子同士の拙い恋が、リリティシズム溢れる映像と音楽で、切なく描かれているし、小道具の交換日記なども、少女ロマンに溢れていてグー!全体的に心に残る映画でした。

『狐怪談』
『女校怪談』シリーズ3作目。...このセンスの無い邦題は、なんとかならなかったのか!?
ホラー度も女優の質も前作よりパワーアップ。
バレエ学校が舞台ってのが、またいいんですけど。
女の子同士の友情を描く前半は、前作共々秀逸なのに対し、後半のホラー部分がいつもドタバタになるのは何故なのか...?このシリーズ...。

   
         
Books編
キーワードは“ノスタルジー”....って、年がバレますね(笑)

高橋真琴先生(もはや呼び捨てに出来ない)の
イラスト集です。
これを書店で手にした時は懐かしさのあまり
震えが来ました。 この人のイラストが付いてる物は何でも宝物になりましたからねぇ。
この本も1P1Pが宝石みたいです☆
収録されてる(プチ.ラ)と言うバレエ漫画の原作が、橋田壽賀子ってのにはちょっとビックリ!!

内藤ルネ先生のイラスト集。
イラストレーターとしての全盛期と、
私の少女時代とのズレがあった為、
内藤ルネ=人形好きのおっちゃんなどという
浅はかなイメージしか無かった私ですが、
彼はファンシーデザイナーとしての活躍も凄まじく、
手がけたキャラクター商品のほとんどに見覚えがありました!!
いやぁ、まさか、あのパンダやイチゴ柄まで手がけられていたとは!!まさに中原淳一の真の後継者。

宇山あゆみ/著『少女スタイル手帳』
まさに私自身の少女時代ド真ん中!!
昭和40年代の(あぁ年がバレる!!)
少女グッズが満載。
実際に持っていた物などもチラホラ紹介されており、懐かしさのあまり、読みながら涙が出るかと思った。

高野文子/著『ラッキー嬢ちゃんのあたらしい仕事』
天才高野文子氏。寡作なゆえ、世に出ている作品群は、どれもハズレの無い傑作ばかり。
彼女の描く少女世界にはどれも思い入れがあるのですが、この作品は、少女時代に持っていたデパートって物に対する、めくるめく夢のようなイメージが、あます事なく表現されている。まるでミュージカルを見ているみたいなキュートな一品。

大和和紀/著『ヨコハマ物語』
出身が横浜なので、題名だけでも思い入れしちゃいます。
和製『風と共に去りぬ』と言った感じで、二人の少女の成長を軸に、文明開化の時代をスケール大きく描いた傑作。純粋で素朴な卯野よりも、気の強い金持ちのお嬢様万里子を主人公にしたところが高ポイント。
まぁ、スカーレットほどの激しさはありませんが、すごく魅力的なキャラクターです。
池田理代子/著『おにいさまへ』
この作品との出会いは、NHK.BSの夕方放送のアニメ....。偶然見たにもかかわらず、あまりの突飛な展開に釘付けになり、速攻で原作を買いに走りました。ソロリティとか.....これ見るまで知りませんでしたよ(笑)!!
女の子同士の愛と嫉妬、羨望と争い...もうドロドロの極致..なのに、登場人物のキラキラな魅力でグイグイ引っ張る、ジェットコースター作品。原作の魅力に負けない迫力で、アニメ化した手塚プロの心意気にも拍手!!

神野薫/著『森茉莉.贅沢貧乏暮らし』
森茉莉作品は、小説を何冊か読みましたが、この本を手にして俄然エッセイを読みたくなりました。彼女がエッセイで紹介した、美味しそうな食べ物や素敵な物たちを、沢山のカラー写真で紹介したお手軽な一冊。
絢爛たる描写からイメージするよりも、ずっと素朴で愛らしい物たち。色々な苦労を越えて尚、生涯少女のままで生きた人。真に育ちが良いので出来た生き方と思う。

大倉舜二/撮影『歌舞伎.女形』
玉三郎、好きなんですよ〜〜。
写真集は篠山紀信とのコラボで色々ありますが、
何故か大倉舜二氏の本作が
最高だと思っています。玉三郎の美しさも
この頃が旬(と私は思う)。
10〜20代の頃よりむしろ可愛らしく、且つ
色気もハンパなかった時期。
歴史に残るであろう立女形の美旬に、生で立ち会えた幸運に感謝。

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